健康に悪影響?!日本のタンパク質摂取量推移
皆さんこんにちは、北向きコンパスです。
今回は日本人のタンパク質摂取量の推移について紹介します。
皆さん、お肉は好きですか??
それともお肉は健康に悪いからと控えたりしていますか??
お肉を食べないヘルシー料理=健康だと思ってる人は実は要注意かもしれません。
今回は身体を構成し、健康維持にかかせないタンパク質についての正しい知識について説明したいと思います。
日本人はタンパク質不足?!
実は現代の日本人はタンパク質不足の人が非常に増えています。
しかしながらタンパク質不足は自分では気づきにくいところがあります。
まずは実際の推移を見ましょう
グラフで一目瞭然ですね。
なんと全ての年代で男性、女性ともにタンパク質摂取量が年々低下していってます。
これの原因としては
- 肥満やメタボリックシンドロームの対策や、女性のダイエット志向などでエネルギーの摂取量が減少していること
- 忙しい現代社会で手軽に食べられる加工食品やインスタントラーメンの消費などが増えていること
などが考えられます。
健康を意識したヘルシー料理や、手軽に食べられるインスタントラーメンやレトルト食品の流通で、お肉が食べられくなってきているのです。
しかしながらこのタンパク質摂取量の減少が健康に悪影響を及ぼしている可能性があります。
どのような健康への影響があるのか見ていきましょう。
1.子供の運動能力の低下
まず1つは子供の運動能力の低下です。
こちらも一目瞭然ですね。
男子、女子ともに昔に比べて、運動能力の低下が見て取れます。
ただこちらはタンパク質摂取量が直接的な原因ではなく、
- 子供たちの外遊びの減少
- 生活の利便化で体を動かす機会が減少
などが主な原因と考えられます。
しかしながら、
子供の成長や基礎的な筋肉、筋力の形成には十分なタンパク質の摂取が必要です。
少なくともタンパク質摂取量の不足が子供の運動能力に影響を及ぼしてることも考えられます。
子供の健康で丈夫な成長のためには意識してタンパク質を摂取することが現代では大事なのかもしれません。
2.肥満やメタボリックシンドロームになりやすくなる
健康意識が高まる中でも、日本では肥満やメタボリックシンドロームが増加し続けています。
増加の原因としては、消費エネルギーの減少が考えられます。
つまり運動不足です。
運動不足になるともちろん筋肉量が減少します。
ここで、タンパク質摂取量が不足していると
その筋肉量の減少が更に促進され、
基礎代謝が低下することで肥満に繋がっていきます。
肥満につながることで運動不足は更に深刻化します。負のサイクルですね。
タンパク質摂取量の減少が、筋肉量の低下、ひいては基礎代謝量の低下に影響を及ぼしてる可能性があるのです。
タンパク質をしっかりと摂取し、適度な運動をすることで基礎代謝量を増加することができ、
肥満やメタボリックシンドロームを予防できます。
3.老後の筋肉量の低下を早める
こちらも子供の運動能力の低下と同様ですが、タンパク質摂取量の不足が老後の筋肉量の低下を早めます。
健康寿命を長くするためにも、少しでも長く筋肉の衰えを抑えなければなりません。
そのためには十分なタンパク質が必要です。
まとめ
- 日本人のタンパク質摂取量は不足している
- タンパク質摂取量の不足は子供の運動能力の低下や肥満の原因となる
- タンパク質摂取量の不足が続くと老後の筋肉の衰えが早まる。
ヘルシーだと思ってお肉を食べないでいると、運動能力が低下し、逆に肥満などになりやすくなる可能性があります。
また、肥満でない人でも老後の筋肉の衰えが早くなり、健康寿命に影響を及ぼす可能性もあります。
現代の日本人は気づかないうちにタンパク質摂取量が低下しています。
これから老後も健康で居続けるためには意識して良質なタンパク質を摂取することも大事なのかもしれません。
以上、大学で鶏を育てていた筆者でした。
参考になる記事だと思って頂けたら幸いです。